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【京都・河原町】サステナブルなライフスタイルホテル「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」宿泊レポート

2021/11/24
季節

「SDGs」という言葉が知られるようになり、旅においてもにわかに「サステナビリティ」が注目されるようになった。とはいえ、「サステナブル旅なんてハードルが高そう」「ストイックなのはちょっと…」と敬遠してしまう人も多いはずだ。 京都の中心・四条河原町に、「サステナビリティ」がもつストイックで窮屈なイメージを覆してくれるホテルがある。それが、楽しみながら、健康的で良いものを自分らしく取り入れるライフスタイルを提案する「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド ネイチャー ホテル キョウト)」だ。 緑や自然を感じる、都会の“サンクチュアリー”のような空間で心地良くくつろぐうちに、これからの自分にとって本当に大切なものが見えてくるかもしれない。 ○人にも、自然にも、いいものを 阪急京都線・京都河原町駅から徒歩2分。「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド ネイチャー ホテル キョウト)」は、2019年12月に開業した複合型商業施設「GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)」の4~9 階にある。 コンセプトは「人にも、自然にも、いいものを」。「サステナビリティ」というとどこかストイックで窮屈なイメージが付きまとうが、GOOD NATURE HOTEL KYOTOが大切にしているのは、「体・心・地域・社会・地球にとって健康的で、しあわせであること」そして、「決して無理をすることなく、楽しく、そして心地良く」いることだ。 健康や環境に向き合うことは大切なことだが、あまりにもストイックに向き合いすぎると長続きしない。だからこそ、我慢するのではなく、楽しみながら、健康的で良いものを自分らしく取り入れる“GOOD NATURE”という考え方を提唱しているのだ。 こうした考え方を反映した空間づくりが評価され、GOOD NATURE HOTEL KYOTOは、環境や健康に配慮した建物が100以上の審査項目によって認定される WELL認証をゴールドランクで取得している。ホテル版評価基準によるWELL認証(v1)取得は、世界初だという。 最近になって「サステナビリティ」という言葉を見聞きすることが増えたが、GOOD NATURE HOTEL KYOTOの構想は、「SDGs」が存在しなかった2014年から始まっていたそうだ(「SDGs」が採択されたのは2015年9月の国連サミット)。 GOOD NATURE HOTEL KYOTOを含むGOOD NATURE STATIONは、関西屈指の私鉄を運営する京阪ホールディングス株式会社が、健康的で美しくクオリティの高い生活を実現し、循環型社会に寄与するライフスタイル「BIOSTYLE(ビオスタイル)」を提案するための新規事業として手がけた施設。 当初、「サステナビリティ」を押し出したホテルの開業は大きなチャレンジだったそうだが、いざ開業すると時流にぴったりとハマり、健康や環境への意識が高い女性を中心に支持を集めている。 ○京都の真ん中で自然を感じる中庭 ホテル専用のエントランスをくぐった瞬間、オリジナルのアロマの香りに包まれふっと心がほどけていく。この先にどんな世界が待っているのか、ワクワクせずにはいられない。 フロントのある4階に到着すると、そこにはホテルのアイコン的存在の中庭が広がっている。中庭を囲む四方の壁には京都に自生する植物による壁面緑化が施されており、晴れた日には太陽の陽が降り注ぎ、中央の暖炉の炎がひっそりとゆらめく。 「京都の真ん中にこんな空間があるなんて」と、驚くほど穏やかで静かな空間。太陽の光やそよ風を受けながら、暖炉の炎を見つめて自然の“ゆらぎ”を感じるだけで、心がじんわりと満たされていくような気がする。 この中庭を取り囲むようにして、「ボタニカル」をテーマにしたカフェレストラン「Hyssop(ヒソップ)」が設けられており、漢方食材やハーブを取り入れた身体にやさしい料理や食事が楽しめる。天気の良い日、中庭の席で心と身体が喜ぶランチをいただく時間は至福のひとときだ。 ○「年を重ねて魅力を増す」という発想 フロントの奥にあるラウンジは、京都の奥座敷・貴船をイメージしてつくられた空間。その奥にはギャラリーもあり、宿泊客を中心に地域のゲストも集える空間となっている。 壁面には光を反射してきらきら輝く銅のプレートが埋め込まれており、木材と金属の融合が感性を刺激する。 GOOD NATURE HOTEL KYOTOが取り入れているのが「じっくりと年を重ね良くなっていく」という考え方。まだ開業から2年足らずだが、開業当初に比べるとこの銅板も若干色味が変わりはじめ、そのときごとの味わい深さを見せていくそうだ。 私たちはとかく「新しいものが良い」と考えがちだが、“年を重ねて良くなる、味わい深さを増す”ととらえることで、身の回りのものに対する見方や考え方も変わってくるのではないだろうか。こうした価値観ひとつに出会うだけでも、中長期的には訪れる人たちの生活や生き方に影響を与えるかもしれない、というところにGOOD NATURE HOTEL KYOTOの奥深い魅力がある。 ○天然木をふんだんに使った心地良い客室 スイートを含む全141の客室は、天然木を基調とした28~90平米のゆったりとした空間。スーペリアはピンク、デラックスはグリーン、スイートはネイビーと、客室カテゴリーによってテーマカラーが分かれており、桜やもみじ、松といった京都の自然風景が全室にさりげなく描かれている。 今回筆者が宿泊したのが、33平米の「ガーデンビューテラスダブル」。1人での滞在だったためダブルベッド1台の部屋を選んだが、ベッド2台の「ガーデンビューテラスツイン(35~36平米)」もある。 部屋に入る際は、玄関で靴を脱ぎ、まるで自宅のようにのんびりとくつろげる。ひのきの無垢板を使ったオリジナルのルームサンダルも備わっているが、天然木の質感を感じながらあえてはだしで過ごすのもいい。 ハンガーラックやテーブルの脚など、ところどころでメタルが使われており、4階のラウンジ同様、天然木と金属のコントラストが印象的だ。しかしゴールドを基調としているため、冷たい印象は与えず、ナチュラルな空間をスタイリッシュに引き締めている。 すべての家具を木製にすることもできたはずだが、あえてポイントポイントでメタルを使うことで木のやさしさや温かみが引き立っていると感じるのは筆者だけではないはずだ。 GOOD NATURE HOTEL KYOTOの客室は、「上質」という表現がぴったり。天然木をふんだんに使い、ナチュラルな雰囲気や色合いを大切にしながらも、「将来こんな家に住んでみたい」と思うほど洗練されているし、家具や調度品ひとつひとつに「本物」のこだわりがある。 近年はすっかり旅行とSNSが切っても切り離せない関係になり、“映える”ホテルも増えた。GOOD NATURE HOTEL KYOTOも“映える”ホテルには違いないが、写真映りを意識して大胆なビジュアルに仕上げたというよりも、「実際に見て、触れて、体験して心地よく、感性に響くもの」を揃えた結果そうなったという感じなのだ。 単に「おしゃれ」というだけでは、あまりにも言葉足らずな気がする。その意味で、ここは“本質的な映え”が体験できるホテルといえるかもしれない。 GOOD NATURE HOTEL KYOTOの客室は、とにかく心地よく、リラックスできる。観光スポットがたくさんある京都ゆえ、アクティブに出歩くのもいいが、できれば連泊して1日はゆっくりとホテルで過ごす時間を過ごしてみたい。 日程が合えば、ホテル内で開催されているヨガなどのアクティビティに参加してみるのもいいだろう。 ○アメニティも「社会に良い」「地球に良い」ものを 清水焼の茶器とともにテーブルに置かれているのは、1階の「RAU」で販売されているボンボンチョコレートに、バードフレンドリーコーヒー、カカオ煎茶、有機和紅茶。 「RAU」は、カカオ豆からチョコレートになるまでの全行程を一貫して手がけるクラフトチョコレートブランドで、コスタリカ産のオリジナルブレンドの有機カカオのみを使用している。ボンボンチョコレート〈Murasaki〉は、「もしカシスを熟成させたら」という想像の味で、絹のようになめらかなチョコレートの中に甘酸っぱい果実の風味がぎっしり。きっと、少しずつ大切に味わいたくなるはずだ。 一方のカカオ煎茶は、チョコレートを作る過程で出る、本来なら捨ててしまうカカオの殻をブレンドしたものだ。こんなところにも、「社会に良い」「地球に良い」を大切にする“GOOD NATURE”の思想が表れている。 シャンプーやボディソープといったトイレタリーは、オリジナルのオーガニックブランド「NEMOHAMO」を使用。やさしい洗いあがりと自然素材のエキスが凝縮されたような香りが妙にクセになる。 一方、アメニティの使い捨てを最小限にするため、歯ブラシは置かれていない。歯ブラシを持っていないゲストには、フロントでチェックインの際、必要かどうかを確認してくれるのでその際に竹歯ブラシを受け取ることができる。またその竹歯ブラシも使い捨てではなく、「自宅でその後も使ってもらえるように」との思いが込められている。 ホテルに泊まる際、歯ブラシやヘアブラシなど、必要な小物類は自分のものを持っていく。これからの時代はそんな旅が当たり前になればいいと思う。 ○植物と過ごせるスペシャルな客室 GOOD NATURE HOTEL KYOTOには、通常の客室のほかに植物とふれあえる特別な客室もある。それがたっぷりのグリーンを配した「BOTANICAL ROOM」と「FLOWER ROOM」だ。 「BOTANICAL ROOM」はベッドルームだけでなくパウダールームでもたくさんの緑とともに過ごせ、どこか異国を旅しているかのような非日常感が味わえる。 「FLOWER ROOM」は、ドライフラワーをふんだんに使ったロマンティックなムード満点の客室。お姫さまのようなベッドルームに目が釘付けになる「Yellow ROOM」や、白いお花がファンタジックな「White ROOM」など、ドライフラワーの魅力に存分に浸れる空間ばかりだ。 乾燥保存することで長く楽しめるドライフラワーは「サステナブルなお花」とされ、GOOD NATURE HOTEL KYOTOのコンセプトにもマッチしている。「FLOWER ROOM」のあまりの可愛らしさに、また別の機会に泊まりたくなってしまった。 ○素材と彩にこだわった朝食 GOOD NATURE HOTEL KYOTOでの1日の始まりは、1階の「ERUTAN RESTAURANT/BAR (エルタン レストラン/バー)」での朝食から。カウンターに並ぶ色とりどりのサラダやデリ、フルーツやパンなどから好きなものを好きなだけ選べるビュッフェスタイルをとっている。 しかしよくあるホテルの朝食ビュッフェとはひと味違う。フレッシュ野菜のサラダはもちろん、リンゴとスイートポテトのサラダやキヌアと貝を使ったサラダ、地中海の野菜の煮込みなど、手の込んだ野菜料理が充実している。朝から栄養満点な上、エディブルフラワーなどを使ったデコレーションは見た目も美しい。 ビュッフェ料理はお皿に盛ると残念なビジュアルになってしまうこともあるが、器にもこだわったERUTAN の朝食ビュッフェは、お皿に盛ってもキレイなのがうれしい。 もちろん出し巻き卵や焼き魚といった和食メニューもあり、洋食派も和食派も大満足のラインナップだ。メニューは季節によって変わるため、旬の食材との出会いを楽しんでほしい。 ○おわりに 館内に入ってから出るまで、GOOD NATURE HOTEL KYOTOでのすべてが“体験”だった。 「サステナビリティ」を重視するホテルでありながら、押しつけがましさは一切ない。五感でシンプルに「心地良いこと」を体験しているうちに、「本当に幸せなライフスタイルって何だろう?」「自分にできるGOOD NATUREって何だろう?」といった思考がわいてきて、新たな気づきが生まれるのだ。 “年月とともに良くなっていく”という発想に出会い、「本当に良い、お気に入りのものに囲まれて、それらが歳を重ねていく様子を見守りたい」と思うようにもなった。 使い古された表現だが、「都会のオアシス」という言葉がぴったりだ。いや、むしろ“サンクチュアリー”といったほうがいいかもしれない。「またここに戻ってきたい」― GOOD NATURE HOTEL KYOTOには、そう思わせてくれる吸引力が確かにあった。 ■GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッド ネイチャー ホテル キョウト) 住所:京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6 電話:075-352-6730 チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00 公式サイト:https://goodnaturehotel.jp/ 

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