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ニッコウキスゲの別天地!岐阜の秘境「夜叉ヶ池」登山

2020/05/14
自然

標高は1000m前半台ながら、深い自然が根付きマニアな登山愛好家に高い人気を誇る「越美山地」。どの山もアプローチが大変で、中々初心者だと手を出しづらいのですが、その中で強くお勧めしたい場所があります。その名も「夜叉ヶ池」。ヤシャゲンゴロウという固有種を育み、標高1000mを越える場所に位置する秘境の池です。緑が一層濃くなり、ニッコウキスゲが咲き誇る6月~7月上旬、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか? 奥揖斐の秘境林道から登山開始!鮮やかな新緑が美しい 今回紹介する「夜叉ヶ池」が位置するのは、岐阜と福井の県境。双方からアプローチすることが可能ですが、今回はより秘境らしい登山ができる岐阜側のルートを紹介します。 まず登山口までの道のりですが、やはり懐が深い越美山地のため、かなり山奥まで車で向かわなければなりません。揖斐川町・川上地区から北へ伸びる町道・池ノ又線の終点が登山口になります。遠方からお越しの場合は、木之本ICで高速道路を降りてアクセスすると良いでしょう! それでは道の終点から登山開始!まず前半は沢に沿って、標高をジリジリと稼いでいきます。登山よりむしろハイキングといった様相です。水がほとばしり、その周囲には鮮やかな樹林が覆う風景にうっとり!前半から秘境らしい情緒が漂います。 そしてスタートから20分ほどでブナの原生林を歩く道へ。登りが緩く、気持ちのよい山歩きを楽しめる区間です。景色変化は少ないものの、立ち止まる場所によって、少しずつ登山道が表情を変えるので、飽きることはありません。なお霧が加わると、より一層神秘的な雰囲気を見せてくれます。 夜叉ヶ壁を登る!越美山地ならではのアドベンチャー登山 樹林帯を進みながら、どんどん谷の奥へと進んでいきます。スタートから45分から1時間ほどで、遊歩道から本格的な登山道へと様相を変えます。この最後の区間は「夜叉ヶ壁」と呼ばれる岐阜側の難所です。 その登り始めには、滝が現れるため、まずそこで一息ついてから登るのが良いでしょう。6月から7月にかけては、咲き乱れる様々な花が、登山者の目を楽しませてくれます。 それでは夜叉ヶ壁の区間ヘチャレンジ!基本的に急登かつ岩場となっています。鎖やロープが架けられているので、それを確実に持ち、足場をしっかり確保しながら登って下さいね。霧出現時には、岩場が滑りやすいので特に注意が必要です。 アドベンチャーな登山道を楽しみながら、谷の間を標高100mほど稼いでいきます。振り返れば、登ってきた谷筋を眺めることができて一興。吸い込まれるような地形と、溢れんばかりの原生林の緑が特徴的! まさに“深い大自然の中に身を投じながら、野趣あふれる登山を味わえる”、そんな越美山地らしい魅力が表れた区間となっています。 美しいニッコウキスゲの群落!ササユリも見応えあり 登山開始から1時間半で夜叉ヶ池山と三国山の鞍部へ。この場所こそ「夜叉ヶ池」の初夏の風物詩・ニッコウキスゲの群落になります。 ちなみに「夜叉ヶ池」の登山においては、今述べた二つの山のピークは踏まないのが一般的。なぜなら夜叉ヶ池より上は、藪漕ぎの道になっているから。この鞍部で花々の鑑賞を楽しみ、夜叉ヶ池の風景を見て下山することが多いです。 本州では高原地帯に分布し、標高がかなり高い場所へ行かないと見られない「ニッコウキスゲ」ですが、標高約1100mのこの場所には大群落を形成しています。黄色の花々が一斉に咲き誇る姿は壮観で、天候は運次第ですが、霧雨で水滴がつくと、より一層鮮やかな色合いに! その一方で、実は「夜叉ヶ池」は高山植物の宝庫。アカモノやササユリ、コバケイソウなどの様々な花々が見られます。宝探し感覚で、心ゆくまで山上の花畑を満喫してくださいね! ヤシャゲンゴロウを探せ!雨乞いの池と呼ばれた「夜叉ヶ池」 鞍部から徒歩5分でゴールの「夜叉ヶ池」へ到着です。標高1100mの場所に突如現れるこの池は、干ばつを救うために池に身を投じた娘のいい伝え(夜叉姫伝説)が残っており、別名「雨乞いの池」とも呼ばれています。 豪雪地帯であり、二つの山に挟まれた独特の地形が生み出した、幽玄という言葉が似合う荘厳な佇まいの池です。 そんなこの池は、ここにしか見られない絶滅危惧種「ヤシャゲンゴロウ」が生息していることでも有名です。非常にすばしっこく、探すのに苦労しますが、池をじっと凝視していれば見つけることが可能です。 なお池にはイモリも多く住み着いています。しかし、ヤシャゲンゴロウの天敵はイモリ。つまりヤシャゲンゴロウが絶滅していないのは、この池の生態系のバランスが保たれているから。自然の神秘を感じられるのも「夜叉ヶ池」の特徴と言えるでしょう。 それではニッコウキスゲや花々、夜叉ヶ池を満喫したら下山しましょう!「夜叉ヶ壁」は登りよりも下りの方が注意が必要なので、最後まで気を抜かないようにしてくださいね。 なお帰りには、前半の沢で美しい原生林の緑を楽しみながら、涼むのがオススメです。すでに初夏となり、暑くなっている6月・7月ですが、自然が作り上げる天然クーラーは最高の癒しスポットです。 秘境と花。何度も訪れたくなる「夜叉ヶ池」 登山愛好家の間でもマニアの人にしか知られていない「越美山地」。しかしながら、そこには日常生活では味わえない素晴らしい冒険ができる場所が数多く存在しています。今回紹介した「夜叉ヶ池」はその代表的なスポットです。 手軽ながらアドベンチャーな登山を楽しむことができ、幻想的な池や絶滅危惧種のヤシャゲンゴロウ、そして6月~7月上旬には「ニッコウキスゲ」の大群落に出会えます。ぜひ、まだ見たことのない秘境への地へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか? 

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